BUILD LOG — 2026.02.25 → 2026.07.27

Claude Codeと過ごした
5ヶ月間の記録

534件のコミット、96本のセッションログ、291回の日報。渡邊翼が「AIに仕事を任せる」から「AIが毎日勝手に動く仕組みを作る」へと移っていった軌跡を、実データから振り返る。

534
コミット数
5ヶ月
稼働期間
7系統
常駐する自動化
176時間/年
削減時間(実測)
01変化の全体像

コミット数が減ったのは、
失速ではなく置き換わりだった

3〜4月は「Claude Codeに作ってもらう」が中心。5月以降は「Claude Codeが毎日勝手に動く仕組みを作る」に軸足が移った。月別コミット数が3月をピークに減っているのは、手数がスキル・自動化に置き換わったことの裏返し。

3月をピークに減少 ― ただし4月以降は「常駐する自動化」「スキル」が積み上がっていく時期と一致する
02作った自動化システム

いちばんの資産は、
90分の作業を1分にした一本のスクリプト

teach_archive.py ― 講座アーカイブの全自動パイプライン
2026-05-25構築。以下の4スキルがこの一本を共有している
1
Zoom
クラウド録画
2
無音
カット
3
YouTube
限定公開
4
Whisper
文字起こし
5
Claude
記事化
6
Notion
登録
/teach-archive /ao-archive /ai-archive /ao-social
無人で動き続けているもの 3
2026-05-27
receipt-watcher
Gmail/Driveを監視し、レシート・請求書を自動取得→抽出→スプレッドシート記帳。週次レポートも自動送信
2026-06-19
drive-renamer
Googleドライブに入った経費PDFを自動リネーム
Claudeスケジュールタスク
資産残高・ソフトバンク請求の月次リマインド
コマンド一発の業務パイプライン 6
2026-05-05
invoice-automation
請求書PDFの自動生成(DB+テンプレート)
2026-06-08
quote-automation
見積書自動生成(/見積書作成)
2026-07-19
receipt-automation
領収書自動生成。インボイス対応の消費税内訳を自動記載
2026-07-08
finance-master
収支マスター。仕訳帳CSVを月次取込
2026-04-02
end_session.py(/wrap)
セッション要点をObsidian wikiへ→Supabase ingest→git pushまで自動
2026-07-18
whisper.cpp ローカル環境
クライアント1on1など機密音声を外部APIに出さずローカルで文字起こし
外部サービス連携・インフラ
Supabase RAG基盤(3月〜) Obsidian wiki自動生成(43ページ) LINE Harness(Cloudflare Worker) Cloudflare Pages(3月〜継続) GAS/clasp管理
035ヶ月の成長フェーズ

「作ってもらう」から
「仕組みが回る」へ

第1期 ― 2月末〜3月
環境構築期コミット 178

CLAUDE.md・エージェントチーム・Supabase RAGを一気に構築。「手で作ってもらった成果物」が中心の時期。

第2期 ― 4月
発信・LP量産期コミット 155

Cloudflare Pagesデプロイを内製化し、LP制作が自走。Obsidian wikiで知識を構造化。「作る」から「作る仕組み」へ寄り始める。

第3期 ― 5月
業務自動化期コミット 62

請求書自動化・receipt-watcher常駐・teach_archive.py。コミットは減るが、手数を減らして仕組みを増やした月。

第4期 ― 6月
定型業務のスキル化コミット 55

見積書・議事録・図解化。6/20に12スキルを一括導入し、毎月やることがほぼスキルで片付く状態に。

第5期 ― 7月
データ基盤と品質管理期コミット 82

収支マスター・顧客管理v2・領収書自動化で数字の一元管理が完成。トラブルシューティングDBが本格稼働し始めた月。

04質問のしかたの変化

1回の指示が、
「今回の作業」から「今後のルール」になった

セッションログ629発言・29稼働日を分析すると、指示の出し方が3段階で変化している。

依頼型2〜3月
「LPを作って」「〜どうやるの?」
1回1タスク。都度お願いする関係。
委任型4〜6月
「最善の案を3つ、おすすめ順に理由付きで提案して」
判断のプロセスごと渡す。「go」「pushして」だけで進む短い承認が増える。
ルール定義型7月・現在の主流
「今後、会計の話をするときはこの収支マスターを参照して」
1回の指示がCLAUDE.md・memory・troubleshootingDBに蓄積され、次のセッションから自動で効くようになる。
05できるようになったこと

2月時点と現在の比較

Web公開
外注・既製ツール前提
LP・スライドを自分で書いてCloudflare Pagesに即デプロイ
会計
手入力
Gmail/Drive監視→自動記帳→収支マスター集計まで無人。請求書・見積書・領収書は1コマンド
講座アーカイブ
手作業(録画DL・編集・書き起こし・記事化)
/ao-archive一発でYouTube公開+記事+Notion登録まで
知識管理
メモが散在
Obsidian wiki(43ページ)が自動更新、Supabase RAGで検索可能
クライアント案件
ローカルのファイル
Notionプロジェクト DB+タスクDB+ローカルCLAUDE.mdの三層で管理
品質管理
都度対応
エラーPDCA(troubleshootingDB)+error-analystエージェント
06スキル棚卸し

2026-07-27、使っていないスキルを
まとめて整理した

セッションログを実測すると、日常的に回っていたのはごく一部だった。使わないスキルは索引を長くし、毎回の判断を重くするだけなので、思い切って削除した。

6
日常的に稼働していた中核スキル
13
削除(使用頻度ほぼゼロ)
2
新設(穴を埋める)
16
現在のスラッシュコマンド数

中核 ― ほぼ毎日回っている

/wrap /ao-archive /archive-visualize /ao-minutes /update-finance audio-transcribe

新設 ― 2026-07-27

_shared/notion-rules.md /session-record

削除 ― ゴミ箱へ(復元可能)

/weekly-report /write-draft /issue-triage /grill-me /note記事ブリーフ /management-cockpit visual-explainer × 7
訂正1件: 共通部品(_shared/approval-gates.md)は「呼び出しゼロ」と出たが、単体で呼ばれない部品なだけで、実際は見積書・領収書・note記事の3スキルが参照していた。共通部品は呼び出し回数でなく参照元の数で見るべきと学び、削除対象から外した。
07削減時間の実測

90分が、1分になった

receipt-watcherが経費の内訳を自動で記帳しているのと同じ発想で、Claude Codeに使われた時間の内訳も一枚のレシートにしてみる。

時間削減 明細
2026-02-25 〜 2026-07-27
講座アーカイブ公開 約116時間
90分/本 → 1分/本(1/90)・年換算
セッション記録(/wrap) 約50時間
15分/回 → 1分未満・年換算
経費まわり(自動記帳・リネーム) 約10時間
+取りこぼし防止(金額換算せず)
合計 / 年間 176h
≒ 実働22日分

特にアーカイブ業務は「90分かかっていた公開作業が1分になった」という、
AI・仕組み化支援そのものの営業材料として使える実績になった。